従業員の個人識別情報(PII)は、まずWorkday、UKG、Namely、またはBambooHRなど、企業の人事管理システム(HRMS)に記録および保存されます。従業員のデータを、Active Directoryやビジネスアプリケーションのようなシステム全体で保護しつつ同期する作業は手動で行われることが多く、ミスが発生する可能性があります。そのため、従業員のオンボーディングとオフボーディングのプロセスの信頼性が低下し、IT、HR、および従業員にとって煩雑な作業となってしまいます。さらに、従業員の数が増え、企業内での異動があり、導入するアプリケーションも増えるにつれて、従業員のデータやツールへのアクセス権を管理する作業により、生産性や安全性が損なわれます。
従業員のID管理は、ITおよびHRの両方の責任となります。OneLoginのTrusted Experience Platform™を使用した、クラウドベースのHR主導型IDおよびアクセス管理(IAM)により、企業はHRをHRMS内で従業員データの正確性を保持する役割に集中させることができます。当該のデータは、その後自動的にIT関連の機能に拡張されるため、ITはすべてのHRシステム、ITディレクトリ、アプリケーションへのアクセスを管理および監視できます。従業員は、必要なアプリケーションに素早くアクセスできる一方で、一元化されたアクセスポータルによりセキュリティが保たれます。
手動のユーザプロビジョニングや、従業員によるアプリのパスワード管理にはミスがつきものです。OneLoginのクラウドベースTrusted Experience Platform™により、ITチームは煩雑な統合プロジェクトを回避し、Workday、UKG、Namely、またはBambooHRを、OneLoginのユニバーサル・クラウド・ディレクトリや、Active Directory、LDAP、またはG SuiteなどのITディレクトリと迅速に統合できます。
リアルタイムの従業員ステータスと、OneLoginで定義するカスタマイズされたセキュリティポリシーに基づき、従業員のアクセス権付与および取消を即座に実行します。企業データと従業員のPIIは共に、アクセス権セキュリティの追加レイヤーにより安全性が向上します。
複数のHR管理システムにまたがる従業員のプロフィールの有効化と無効化に費やされる、本来不要な時間と労力を排除します。ITが事前に設定したアクセスポリシーに基づき、HRは、ITに依存することなく、各業務用アプリケーションへの従業員のアクセス権を、ワンステップで即座に付与および取り消しできます。
シングルサインオン(SSO)を有効化することで、勤務初日から従業員の生産性が向上します。また従業員が退職した場合、HRがHRISの従業員記録を更新すると、自動的にアプリのアクセス権が取り消されます。